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(船文化) ヒガキくん通信Vol.02.15 ヨーソロー!

こんにちは!浪華丸ヒガキくんです。
5月からスタートした復元作業もお陰様をもちまして10月30日(日)の塗装仕上げで、今年度の作業が無事完了しました!

11月3日(祝)は、実際に帆柱を立て帆を広げる(展帆)リハーサルです。
全長約10mの帆柱を水平にしたまま一旦後方にスライドさせ、根元の部分を甲板中央の木枠を狙い、慎重に落とし込んでゆきます。そして帆柱の先端部をゆっくり起こして立ち上げると帆柱は大空に向かい真っ直ぐ天を突きます。
吊り下げられた帆桁(ヤード/ヨコの棒)のロープを引くことで真っ白な帆が大きく広がります。
この時、夢も一緒に広がっているのかも知れません。
まずは安全第一。いよいよ本番に向けてヨーソロー!

さて、1/10菱垣廻船「浪華丸」模型(愛称:ちびがき)、今回は多くの来場者にゆっくり見て頂きたく、天保山の先っちょダイアモンドポイント手前にある中央突堤第2上屋(大きな倉庫)内で展示をします。
ここには、修成建設専門学校の学生さんらの製作による築港・天保山の街並みを巨大なジオラマでリアルに再現!
さらに柳原良平画伯の貴重な作品の特別展示もあります。
http://yanagihara-ryohei.jp/top.html

11月6(日)第9回 え~やん!天保山まつりでお会いしましょう!
~開港150年に向けてまちが一つになる~
【作業日】
11/3(祝) 1/10模型を展示会場へ移送、帆柱を立てる練習(展帆)、
作業場所:港住吉神社/境内、見学歓迎。

~大阪開港150周年記念~http://osakaport150.info/

1868年(慶応4年/明治元年)7月15日大坂港開港。
江戸期、全国からくる菱垣廻船をはじめとする大型船は、安治川と木津川を大阪湾からさかのぼり、いまの福島区川口にあった船番所につきました。
この船番所が後の大阪港のもととなります。
市章である「みおつくし(澪標)」は、海からの大坂のまちへの入り口として、安治川と木津川の河口の沖合に立てられていたものです。(石浜紅子氏より)

過去の配信は、下記一社)港まちづくり協議会大阪の公式ホームページでもバックナンバーをご覧頂くことができます。

一般社団法人港まちづくり協議会大阪
菱垣廻船復元プロジェクト リーダー 高見 昌弘
公式ホームページ:http://minatomachi-o.jp/

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