ご挨拶

一般社団法人港まちづくり協議会大阪     理事 事務局長 松本英之

みなとまち大阪の歴史・文化の発祥の1つである大阪ベイエリア地域は、いま、地域づくり・まちづくりの気運が大きく盛り上がっております。みなと地域のなかでも古くからの中心の旧港にあたる築港・天保山地域では、地域再生のため、天保山まつりが2008年から始まりました。

2013年に、そのさらなる活性化のため、地元の住民グループが集まったまつりの実行事務局、築港・天保山にぎわいまちづくり実行委員会を設立、それまでの行政主導から地域の住民主体による運営に移行しました。

これは、近年世界的な潮流となっている行政計画から地元主導・民中心へという「まちづくり」の流れにもとづいた方向で、大阪みなと地域のまちづくりも、行政と手をとりあって進む、傘となる地元の組織があることが重要と考えました。

そこで、築港・天保山地域の都市再生が盛り上がるなか、各界の住民が集まり、公的活動の受け皿となる自立団体として、港まちづくり協議会大阪を2015年1月8日に立ち上げました。その後、大阪市港区等の公募事業に参加し、地域活性化に関わる事業を展開しています。

どうぞ各方面のみなさまのご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

<松本英之 経歴>
大阪市立大学大学院卒 専門(都市政策・地域経済)
大阪公立大学大学院 都市経営研究センター 研究員
京都医健専門学校 スポーツ科学科・スポーツマネジメントテクノロジー科 講師
国土交通省 みなとまちづくりマイスター 京都府 宮津市 座長・政策アドバイザー
大手物流関連会社顧問、大手環境関連会社顧問、(株)SkyDrive(空飛ぶクルマ)顧問(2020年10月~2024年4月)、その他多数

1987年
大手証券会社に勤務。全営業マンの中で、3期連続トップセールスマンとなる。
1997 年
中堅ゼネコンへ転職。営業企画・デザイン・現場を担当。
1999 年
ゼネコンを退職し、株式会社サポートリンクを設立。飲食店顧問、商業施設開発、飲食店運営、私立大学学生における食堂物販をプロデュースする。
2012年
大阪市からの依頼で港区のまちづくりに参画する。
2015年
一般社団法人港まちづくり協議会大阪を設立。理事事務局長に就任。
大阪市よりベイエリアのブランディングおよびマーケティング事業を受託。
大阪市立大学研究補佐としてCR副専攻(地域実践演習)を担当、現在に至る
2016年
大阪市立大学大学院創造都市研究科都市経済・地域政策において、修士論文でMaster of the Yearを受賞。
大阪市立大学都市経営研究科特任教員に就任。都市再生まちづくりマーケティング論、都市経営論、都市政策地域経済課題演習を担当。
同大学CR副専攻では特任教員となり、引き続き地域実践演習、フィールドワークを担当、現在に至る
国土交通省より国土交通省港湾局長賞受賞。
一般社団法人ウォーターフロント協会より、みなとまちづくりマイスター大阪港を拝命。
2017年
財務省大阪税関より税関モニターを任命(2期連続)。
大阪港開港150年記念事業においてイベントおよびマーケティング全般をイベントプロデューサーとして大阪市港湾局より依頼。
2018年
近畿地方整備局の依頼により国土交通省 近畿地方整備局 港湾空港基礎研修の講師として出席
管理職(4年目から7年目)に港湾空港一般基礎研修として「地域活性化戦略と観光」を講演する。
2018年
大阪市立大学CR副専攻教育助手。
大阪市港区役所政策アドバイザーに就任。
大阪市大正区役所政策アドバイザーに就任。
公益社団法人日本港湾協会「港湾」にて1年間コラムを担当。
一般社団法人港まちづくり協議会大阪が瀬戸内・海の路ネットワーク推進委員会サポーターに就任。
2019年
近畿地方整備局の依頼により瀬戸内海クルーズ推進会議第1回近畿エリア会議
オブザーバーとして出席
2019年
国土交通省の依頼により、国土技術政策総合研究所横須賀第二庁舎において、みなとまちづくり担当者実務コースにて講師として出席する。
「地域マーケティングを活用したみなとまちづくり」を講演する。
2020年
クラシエホールディングス株式会社より講演依頼があり、マーケティング講師として出席。
部長クラス以下営業およびマーケティング担当者に「地域に愛されるブランドづくり」を講演する。
2020年 
一般社団法人港まちづくり協議会大阪が大阪市港区委託事業「海とまちをつなぐ公民連携にぎわい創出事業」を受託。
2020年 
京都府宮津市 海のにぎわいづくりアドバイザー就任、現在に至る
2021年 
国土交通省近畿地方整備局の推薦によりみなとまちづくりマイスター大阪港を再任、現在に至る。
2021年 
一般社団法人港まちづくり協議会大阪が大阪市港区委託事業「新技術・新産業を基軸にした公民地域連携によるエリカ活性化事業」を受託。
2021年 
京都府宮津市より田井臨海エリアにぎわいづくり実行委員会座長 選任、現在に至る。
2021年
一般社団法人港まちづくり協議会大阪が大阪市港区委託事業「令和3年度区画整理記念・交流会館運営プログラム等検討業務」を受託。
2021年
別府国際観光港みなとまちづくり協議会より依頼され、大分県別府市築港150年記念事業における基調講演の講師として出席。
パネルディスカッションではコーディネーターを務める。
2022年 
大阪市港区委託事業において「みなと地域マネジメント協議会」および「みなと先端技術推進協議会」を設立し、両団体の事務局長に就任。
2023年
大阪市港区公募事業「令和5年度港区プレイスメイキング事業」受託。

【著作】
「旧港再生モデルにもとづく港まち再生のイメージ戦略と地域マーケティング」『創造都市研究e』2016年11巻1号。
「旧港・新港モデルにもとづく港まち再生戦略」『都市経済・地域政策』2016年12号。https://creativecity.gscc.osaka-cu.ac.jp/ejcc/article/view/752
『女子力・シニア力活用の勝つマーケティング』セルバ出版/三省堂、2017年。
冊子「港湾」にてコラム担当。2018年4月~2019年3月(1年間)。公益社団法人日本港湾協会発行。
『マーケティングを活用した港まち再生と観光開発~第2ゴールデンルート瀬戸内「創造的内海」~』大阪公立大学共同出版会、2021年。
冊子「ウォーターフロント開発」一般社団法人ウォータフロント協会2018年に寄稿
「分権型社会を拓く自然体の試みとNPOの多様な挑戦ー地域社会のリーダーたちの実践とその成果ー第19号」『今からが本番~地域活性化戦略~3都市の事例から』龍谷大学大学院地域公共人材総合研究プログラム、2022年。
その他論文多数。