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(船文化)ヒガキくん通信Vol.2.08 奈良の吉野杉

こんにちは浪華丸ヒガキくんです。

7月16日(土)菱垣廻船の復元作業を行いました。
朝7時より、お願いしていた木材の引き取りにルーフキャリアのクルマで藤本木工所さん(港区)の倉庫へ。
なんと奈良県吉野から届いた上質の赤身「杉」が横たわる。
長さ6m×幅50㎝、厚45㎜が4枚ほか、吉野杉は国産材のブランドのひとつ。立派な材木を見ながら・・・

カットはもったいない!でも長い!クルマに積めない。

と、そこへ日之出電材工業さん(港区)が2tトラックで協力。
「吉野杉」を港住吉神社に運び込むことが出来ました。
ほとんどの「和船」には「杉」が使われているそうです。

さっそく作業です。矧ぎ付けの部材にするため、電動カンナをゆ~っくり移動させ表面を5ミリ削ります。
けたたましい音が境内に響く。1ミリずつ削り取ると、現れた美しい木目は「吉野杉」の風格です。

一方、築港中学校の教室ではバナー(横断幕)の縫製。
「大阪帆船と国際交流の会」のメンバーも縫製に参加。
白い布は長さ8m×幅1mが2枚。ひたすら真っ直ぐ縫い。
浪華丸ヒガキくんに取り付ける為のスリーブが仕上りました。

この暑さ!額から頬を流れる汗。皆さんお疲れさまでした。

奈良の「吉野杉」を準備して頂いたり、倉庫で預かってもらったり、朝早くに2tトラックを貸してくださったり、縫製のお手伝いや、冷たい麦茶を大きなジャグに入れ自転車で運んで来てくれる。
各方面、いろんな方々の協力があり、お陰さまで菱垣廻船の復元が少しづつ前に進みます。感謝!

次回の作業日 8月7日(日)10時~ぶらっと見学だけでもOK!

【催事情報】
7月30日(土)16時30分~ 手持花火大会
場所:天保山公園/西口広場
屋台Ber-time&ライブパフォーマンスもあり。
詳しくは↓こちらからどうぞ。
http://tenpouzan.sakura.ne.jp/hanabi/hanabi2016.html

第27回カッターレースや港住吉神社の夏祭り。
賑わいの模様は最新記事で⇒http://minatomachi-o.jp/

~羅針盤の針は大阪開港150周年記念に向けて~

一般社団法人港まちづくり協議会大阪
菱垣廻船復元プロジェクトリーダー 高見 昌弘
公式ホームページ:http://minatomachi-o.jp/

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